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キャリア・教育

「地頭がいい子」の親がしている"小さな習慣"「伸びる子」と「伸び悩む子」の家庭にある"決定的な差"は?

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勉強をする女の子と両親
大人がすぐに答えを渡してしまうと、子どもは自分の中で問いを立てる時間を失います(写真:Ushico/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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私は現代文の授業で、生徒たちにすぐ答えを教えるのではなく、できるだけ自分で考える時間を持たせるようにしてきました。

「この一文は何を言っていると思う?」
「なぜ筆者はこの例を出したのだと思う?」
「この言葉の前後には、どんな関係がある?」

こうした問いを投げかけると、生徒たちは文章の中に戻っていきます。

最初はうまく答えられなくても、考えるうちに、言葉と言葉のつながりに気づくことがあります。自分なりの根拠を探そうとすることがあります。

この経験が、読む力を育てていきます。

「どう思う?」が子どもの読解力を育てる

家庭でも同じです。

子どもが「どうすればいい?」と聞いてきたとき、すぐに答えを渡す前に、少しだけ問い返してみる。

「あなたはどう思う?」
「どこを見てそう考えた?」
「ほかのやり方はありそう?」

たったそれだけでも、子どもは一度、自分の頭で考えることになります。

もちろん、毎回じっくり対話する必要はありません。

大事なのは、日常の中に少しでも「考える余白」を残すことです。

・親が先に答えを出す前に、子どもに一度考えさせる

・正解かどうかを判定する前に、なぜそう思ったのかを聞いてみる

・うまく説明できなくても、すぐに直さず、少し言葉を待ってみる

そうした小さな積み重ねが、子どもに「自分で読んで、自分で考える」経験を残します。

言われたことをきちんとできる力も、もちろん大切ですが、これからの時代に必要なのは、指示を待つだけの力ではありません。状況を読み取り、自分なりに考え、必要な言葉で説明する力です。

「地頭がいい子」の親がしていることは、特別な英才教育とは限りません。

答えを急がず、子どもが自分で考える時間を少しだけ残すこと。

その小さな習慣が、子どもにとって、自分で読み取り、自分で考える最初の練習になるのです。

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