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ライフ #自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング

上司と話すだけで動悸が…若手・中堅社員を追い詰めた「論理的な上司」の"残酷な正論" 2事例から「正しい指導」を学ぼう

5分で読める
上司と部下のイメージ
「正論」だけでは人は動きません。ロジハラを防ぐために必要なこととは?(写真:kouta / PIXTA)
  • 大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事
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ロジハラの怖さは、反論できない構造が生まれることです。

言っていることは正しい

だから言い返せない

でも苦しい

しかし苦しいと言うと「感情論」と切り捨てられる

結果、何も言えなくなる

この悪循環が続くと、部下は意見を出せなくなり、萎縮し、最終的には心が折れてしまいます。

正論をロジハラにしない…意識すべき「4つのこと」

では、どうすればよいのでしょうか。ロジハラを防ぐ鍵は正論の使い方にあると考えます。

ロジハラを防ぐために必要なのは、正論を封印することではありません。むしろ、正論は適切に使えば、相手を支える強力なツールになります。ポイントは、正論の前後に「相手への配慮」を挟むことです。

① 相手の状況を確認する

「今どんな状況?」「他に抱えている業務はある?」

② 感情を受け止める

「大変だったね」「悔しい気持ちもあるよね」

③ 選択肢を提示する

「A案とB案があるけれど、どう思う?」

④ 合意形成のプロセスを丁寧にする

「この方向で進めて大丈夫?」「不安な点はある?」

これらを挟むだけで、正論は「命令ではなく協働」に変わります。

正論は支援にも攻撃にもなるので、同じ言葉でも、使い方次第で意味が変わるのです。

相手の状況を無視して使えば攻撃になり、相手の理解を助けるために使えば支援になります。

ビジネスの場で、因果関係を示して説明することは大切です。しかし、論理だけでは人は動きません。人が動くのは、理解され、尊重され、安心できるときです。

ロジハラを防ぐために必要なのは、正論と感情のバランスを取ること、そして、正論を人を支えるために使う姿勢です。

職場のコミュニケーションは、どちらが正しいのかをジャッジする場でも、正しさの競争でもありません。互いが働きやすく、力を発揮できる環境をつくるためのものです。

正論を武器にするのではなく、わかり合うための手段として使える組織こそ、心理的安全性が高く、成果を生み出すチームへと成長していきます。

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