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タダで使えるLINEが「買い物アプリ」へ大転換、ショッピング・課金・PayPayで1億人を囲い込む戦略

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LINE
会場に設置されたLINEロゴのオブジェ(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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土台のLINEギフトは年間1300万人以上が購入し、26年度に流通総額1000億円を超える見込みだ。嘉戸氏は約2年前に3年後の1000億円を目標に掲げており、前倒しで届く計算になる。月間の流通総額はコロナ禍前の100倍に伸びた。ショッピングタブでは、ブランドが限定商品や先行販売を出す企画と、買わなくても商品を見て、欲しいと押すだけでクーポンなどにつながるユーザー参加型の企画を毎日用意し、年に数回のギフトから毎日の買い物へコマースの位置づけを引き上げる。

LINEギフトは年間1300万人以上が購入し、流通総額1000億円超を見込む(写真:筆者撮影)

無料だったトークの機能を課金特典にする

無料が当たり前だったトークの機能も、課金の対象に変わっていく。イベントでは、送信後15分以内なら書き直せるメッセージ編集(編集済み表示が残る)、ブロックした相手の友だちリストから自分を消せるプレミアムブロック、日時指定のメッセージ予約、AI文字起こし付きの通話レコーディングという4つの新機能が発表された。8月以降に実験機能の場であるLINEラボで無料先行提供した後、26年秋以降はLYPプレミアムの特典へ順次組み込まれる。

編集したメッセージには「編集済み」の表示が残る(写真:筆者撮影)

上級執行役員の舛田淳氏は4機能について、全員が使いたいものではないと認めたうえで、一部のユーザーに熱烈に求められてきた機能だと説明した。LYPプレミアムはポイント還元などのお得系特典から、アプリアイコン変更や通知なしで送信取り消しといった個別のニーズに応える機能特典へ重心を移しており、その投入後に会員数が伸びたという。全員向けの標準機能は無料のLINEで磨き、少数でも強く求められる機能は有料で提供する。1億ユーザーの分厚い裾野を前提にした課金設計だ。

新規入会者数は前年同期比327%に伸びた。機能特典の追加が会員増につながったという(写真:筆者撮影)
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