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事前予想を覆すイタリア・メローニ首相の長期政権はなぜ実現したか…実利主義だが、経済政策では「何もしていない」

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6月のエビアン・G7サミットに出席したイタリアのジョルジア・メローニ首相(写真:ブルームバーグ)
  • 土田 陽介 三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員
※本記事は2026年7月5日午前6:00までは、無料会員の方は全文をご覧いただけます。それ以降は、有料会員限定となります。

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先日、ある場で、イタリアのジョルジャ・メローニ首相について意見を交換することがあった。メローニ首相がなぜ、イタリアという難しい国で安定した政権運営を実現できているかという素朴な疑問があったが、結局、メローニ首相が何か目立つようなことをしたわけではないという点が、その実、重要なのではないかという結論が出た。

なぜメローニ政権は事前の予測のように短期崩壊しなかったのか?

メローニ首相は、いわゆるファシスト党の流れを汲む政治団体の出身である。そして、同首相が率いる右派政党である「イタリアの同胞」(FdI)は、極右的な性格を持つとも言われる。就任した当初、メローニ首相の政治家としての経験の浅さや、連立を組むほかの右派政党との主導権争いのため、政権が短期で崩壊するとの観測も強かった。

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