具体的にはこうだ。インストルメントパネルとタッチパネルの境目がパームレスト状になっており手首の一部が寄りかけられる。よってたとえば、そこに手首を置けば、画面内下部に並ぶエアコン操作部分にタッチする際も、手首が固定されるため指先はフラフラせず、確実に目的の操作部分にタッチできるのだ。また、画面右側に並ぶボタン配置も同様に手をモニターの縁にかけると誤操作が少なくなる。
必要にして十分な動力性能
走行性能も日本の道路事情であれば十分。150PS/250N・mの1.5Lターボユニットに48V系(総電圧44V)マイルドハイブリッドの電動モーターが加わる。電動モーターのスペックはアウディからの公式発表はないが、同様のパワートレーンを持つティグアンと同じ(18PS/56N・m)と思われる。
もっとも車両重量は1610gだから、電動モーターのアシストがあったとしてもスペック上は非力だが、少なくとも試乗した一般道路や80km/h規制の高速道路では不足はなかった(大人2名+撮影機材を積載)。
乗り味は滑らかさが際立った。装着タイヤは235/55R18で、これに伸び側と縮み側の減衰力を分割して生み出すダンピングコントロールサスペンション(電子制御の可変減衰機構)を組み合わせた。同様の機構はティグアンには「DCC」の名称で採用されているが、Q3向けにややソフトライドな設定がなされているようだ。
静粛性も高い。しかし、際だった静寂さがあるわけではなく、高回転域になればエンジン透過音はそれなりに大きくなり、タイヤパターン由来とおぼしき低周波数帯の音も後席では目立ってくる。

