日本の人口減少が一段と進んでいる。総務省統計局が公表した「令和7年国勢調査 人口速報集計」によると、2025年の日本の人口は2020年から300万人超減少した。
では、全国の市区町村で、人口減少数が大きかった自治体はどこなのか。本ランキングでは、2020年から2025年にかけての人口減少数で順位付けし、人口規模に対する減少の大きさを見るため、人口減少率も併記した。
対象は全国の市区町村。東京23区は区ごと、政令指定都市は市単位で集計した。2020年人口は、2025年時点の市区町村境域に基づく組替値を用いている。なお、国勢調査の人口増減は転入・転出だけでなく、出生・死亡による自然増減なども含む。そのため、人口減少数が大きいことが、ただちに「人口流出」の大きさを意味するわけではない。
人口減少数1位は福岡県北九州市
人口減少数が最も大きかったのは、福岡県北九州市だった。2025年人口は90万4289人で、2020年から3万4740人減少した。減少率は3.7%だった。
2位は静岡県静岡市で、3万3769人減。2025年人口は65万9620人、減少率は4.9%だった。3位は京都府京都市で、3万2010人減。人口規模が大きいため減少率は2.2%にとどまるが、5年間で3万人を超える人口が減った。
ランキング上位には、地方の県庁所在地や政令指定都市、中核市が目立つ。人口減少率で見ると小規模自治体の深刻さが浮かびやすいが、人口減少数で見ると、大都市・地方中枢都市の縮小がはっきり表れる。
人口規模の大きい都市でも減少が避けられていない。横浜市は人口減少率こそ0.6%と小さいが、減少数では2万2651人で14位に入った。札幌市も減少率は0.5%だが、9361人減で64位だった。母数が大きい都市では、率が小さくても減少数は大きくなる。
今後、年齢別人口や世帯類型、就業状態などの詳しい集計が公表されれば、人口減少の中身はさらに明らかになる見込みだ。

