東洋経済オンラインとは
ライフ

「ゆっくり走るほど健康になる!?」…70代からでも始められる《体にいいランニング》3つの新常識…睡眠改善効果も

9分で読める
年齢を問わず実践できるランニングの「3つのゴールデンルール」を解説します(写真:trickster*/PIXTA)
2/5 PAGES
3/5 PAGES

初心者にとって大事なのは「1回で脂肪を大量に燃やすこと」ではなく、脂肪を使いやすい強度で、無理なく回数を重ねられることです。20分なら強度を上げすぎずに続けやすく、結果として週あたりの総運動量を積み上げやすくなります。脂肪燃焼は“長ければ長いほど良い”ではなく、“続けられる総量が増えるか”が重要になります。

持久力・体力向上の観点から大事なこと

持久力・体力は、単に苦しい運動で伸びるわけではなく、無理のない有酸素運動を「繰り返して」、心肺と筋肉の酸素利用能力を高めることで伸びます。

初心者では特に、長すぎる1回よりも、20〜40分を繰り返せることのほうが持久力は向上します。なぜなら、持久力は1回の根性勝負ではなく、週ごとの総量と継続で伸びるからです。

ただ、ランニング初心者の1回の練習としてみると、20分未満は少し短いといえます。

理由は、最初の約10分はウォームアップ的な役割が大きく、呼吸や脚の感覚が整うまでに時間がかかるからです。すると、実質的に“安定して走れている時間”がかなり短くなることがあります。

反対に40分を超えること自体が悪いわけではありません。ただ初心者では、

● フォームの再現性が落ちる
● 足首・膝・足底・アキレス腱への反復負荷が増える
● 「会話できる強度」を保てず、途中から頑張ってしまう
● 回復に時間がかかり、次回がしんどくなる

ということが起こりやすいです。

つまり、20〜40分は効果が出るのに、壊れにくく、続けやすい。この“効くけれど無理しすぎない”ところが、初心者にとって最大の強みになります。20〜40分のランニングは、脂肪燃焼や持久力・体力向上だけでなく、

● 血圧の改善
● 血糖や脂質代謝の改善
● 気分改善
● 睡眠の質向上
● 不安感の軽減

といった一般的な運動効果も得やすいです。

CDC(アメリカの公的な健康管理機関)は、ランニングなどの体活動には即時的な利益として睡眠改善、不安軽減、血圧低下があると案内しています。20〜40分という時間は、こうした“走力以外のメリット”も感じやすい現実的な長さになります。

4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数