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プールの水止め忘れで「自腹」の恐怖、安全管理を先生の頑張りに丸投げする異常な構造…自由時間・"洗濯機"にリスクあり

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プールで遊ぶ児童たち
子どもたちに人気の「プール授業」だが、教員個人への負担が大きいことが課題だ(写真:akiko / PIXTA)
  • 樋口 万太郎 中部大学 現代教育学部 現代教育学科 准教授

INDEX

学校でプール授業が始まっています。子どもたちの歓声、まぶしい水面、日焼け止めのにおい――。

楽しい風景ですが、背後には2つの大きな問題が転がっています。それは、教員個人に頼った子どもの安全確保にリスクがあること、そしてプールの水の止め忘れで、教員が損害賠償を負う可能性があること。

一見まったく別の話に見えますが、どちらもプール指導を「先生個人の頑張り」に丸投げしている、という共通した問題があると私は考えています。詳しく見ていきましょう。

子どもが大好きな「洗濯機」「自由時間」にリスクあり

「先生、今日も洗濯機やろう!」

「先生、自由時間まだ?」

プールの授業が終盤に近づくと、必ずこの声が飛んできました。洗濯機(別名:渦づくり、流れるプール)とは、子どもたちが一斉に同じ方向へぐるぐる回って水の流れをつくり、先生の合図で逆方向に動き出すというあの遊びです。流れに体をあずけてプカプカ浮く。あの楽しさは、私もよくわかります。自分が子どものころも大好きでした。

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でも、ここではっきり書きます。私は、「洗濯機」も自由時間も、もうやめたほうがいい、禁止にしたほうがいいと思っています。理由はシンプルで、安全面を確保することができないからです。

想像してみてください。30人、40人、いやもっと多くの子どもが同じ方向に回っている。

水は白く泡立ち、しぶきが上がり、歓声で耳もふさがれる。この状況で、もし一人の子が足をすくわれて沈んだとして、私たちは気づけるでしょうか。

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