中村さんから「10年くらい前は野犬がたくさんいたけど、今はいないから大丈夫」「この島にはクマも出ない」「だけどイノシシとかは出るから気を付けて」とアドバイスされた私は、歩き始めて5分ほど経ったところで「鹿」に遭遇。立派な角の生えた鹿たちは、もしかして人間が珍しいのだろうか、つぶらな瞳でジッと見つめられた。
人口27人の島で、筆者が見た光景
島の立ち入り禁止区域、とどのつまり行き止まりにたどり着くまで、私は1本道をただひたすらに歩き続けた。
「もっと道は凸凹してると思ったけど、舗装されている箇所が多くて歩きやすいな」
「人間の生活音が一切しない。感動を覚えるくらい島全体が静かだ」
「誰ともすれ違わないし、車も1台も通らない…あ、1人だけ釣り人がいるぞ」
都会の喧騒とは無縁の男鹿島。姫路(本島)からたった25分くらい移動するだけで、ここまで別世界・異世界が広がっているなんて……。

