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キャリア・教育

【塾迷子】成績は急降下でも「頭はよくなっている」? 勘違いしやすい「学力が伸びている」サイン

7分で読める
地頭力の正体
お子さんの成績が一時的に下がるその瞬間こそ、本当はいちばん「伸びている」途中かもしれません(写真:kouta/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当

INDEX

「点数が下がったら塾を変えるべき」——もしあなたが親としてそう思っていたら、それはもったいない可能性がある。「本当の頭のよさ」を解説した『地頭力の正体』を7月に上梓した著者・西岡壱誠氏が、正しい学力の伸び方を解説する。

「3カ月通わせたのに、点数が下がった」

僕は仕事柄いろんな保護者の方とお話をするのですが、こんなご相談を受けることがあります。

「先生、うちの子、もう3カ月もこの塾に通っているのに、成績がぜんぜん上がらないんです。むしろ、前より下がってしまって……」

「やっぱり、この塾は合っていないんじゃないでしょうか。別のところに変えたほうがいいんでしょうか」

お気持ちはわかります。毎月決して安くない月謝を払って、お子さんを塾に通わせている。送り迎えだってしている。それなのに、肝心の成績が上がるどころか、下がってしまっている。「やり方が間違っているんじゃないか」「この先生では伸ばせないんじゃないか」と不安になるのは、親として当然の感覚だと思います。

しかしこれ、実はかなり難しいところで、お子さんの成績が一時的に下がるその瞬間こそ、本当はいちばん「伸びている」途中かもしれないのです。

「勉強した分だけ点が上がる」のは、もう昔の話

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おそらく多くの方の感覚として、勉強というのは「やればやっただけ、点数が上がる」というのは共通しているものだと思います。たとえば、10時間勉強すれば、模試で+5点くらい取れるようになる。30時間勉強すれば、+15点取れるようになる。勉強時間とテストの点数が、わりときれいに比例していた経験が多いと思います。

実際、昔のテストというのは、本当にそういう性質のものでした。年号や用語をたくさん覚えれば、その分だけ点が伸びる。「努力は裏切らない」という言葉が、文字通り通用する世界だったんです。

ところが、最近のテスト、とくに大学の共通テストや、難関校の入試問題は、まったく違う性質を持つようになってしまっているんです。これが、現代の保護者の方が、いちばん見落としているポイントだと僕は思っています。

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