サイドはボディに埋め込まれたドアハンドルと、フロントドアのブラックのアクセントが特徴。これらは東風本田の電動大型SUV「S7」と共通するディテールだ。
フロントマスク左右の「くの字」型ライティング、前後バンパーの横基調ルーバーの開口部もS7と似ていて、東風本田の電動車のアイデンティティだとわかる。
充電リッドはいずれも左側面にあり、普通充電口がフロントフェンダー、急速充電口がリアフェンダーにある。同じサイドに2つ並べるのは珍しい。
中国の嗜好が伝わってくるインテリア
取材車のインテリアは黒。オンライン販売車両では、他に白も選べる。トリムの質感は、500万円以上のクルマとして考えると、今ひとつに感じた。
コンパクトでインパネ奥に埋め込まれたメーターに対し、センターディスプレイは巨大で、車内エンターテインメントを重視する中国の嗜好が伝わってくる。ただし、メーターの書体は他のホンダ車と同じものにそろえてある。
センターディスプレイはディスプレイオーディオで、ナビはもとよりラジオも入っていないのには驚いた。筆者はスマートフォンをつなぎ、radiko経由で聞くことにした。
世界的にEVでAMが聞けない傾向になりつつあるという書き込みもあるが、交通情報から地震情報まで、AMには情報収集という役目があるので、気になるところだ。
インパネとセンターコンソールは連続しておらず、インパネ側はスマートフォンのワイヤレス充電やUSBの差し込み口、コンソール側にはカップホルダーがあって、それぞれ引き出して使う。EVならではのフラットフロアをアピールするような作りだ。
シートは前後ともサイズが大きめで、座り心地はふっかりしている。後席は床が高かったりすることもなく、身長170cmの筆者は楽に足が組めた。
トランクはかなり広く深い。後席背もたれを前に倒せば、最大で1875mmの奥行きが確保できるそうで、車中泊もできそうだ。パッケージングについては、今のEVの水準にあると感じた。

