では、こうした利用傾向は年代によってどのように異なるのか。年代別に地上波放送視聴と動画配信サービスの利用状況を比較する。

注目すべきは10〜20代で、動画配信サービスの利用率が地上波のリアルタイム視聴とほぼ肩を並べる数字となっている。若年層のテレビ利用の中心が、放送から配信へと移りつつある可能性がうかがえる。また、10〜20代の録画視聴が約30%にとどまっている点も特徴的だ。これは全年代に比べると2割近く低く、従来の「録画して後で見る」という視聴スタイルが、配信サービスによるオンデマンド視聴や、「好きな時間に好きなものを見る」という習慣へ置き換わっている可能性を示している。
こうした変化はコンテンツ視聴だけでなく、ハードウェア市場にも波及し、近年では録画需要の縮小を背景に、レコーダー事業から撤退する企業も現れるなど、テレビを取り巻く市場環境にも変化が広がっている。
約2人に1人がテレビでYouTubeを視聴
次に、テレビで利用されている動画配信サービスをサービス別に見ていく。

最も利用率が高かったのは、YouTubeで49.5%。約2人に1人がテレビ画面でYouTubeを視聴していることになり、動画配信伸長の中心的役割を果たしていることが改めて分かる。以前は、YouTubeはスマートフォンやPCで視聴するサービスという印象もあったが、現在では「テレビで見る動画コンテンツ」としても強力であることがうかがえた。
