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「脂肪肝」と診断されたら放置は危険…でも実は「肝臓の脂肪は最初に落ちる!」→専門医が教える《1日1分》習慣

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窓辺で体を伸ばす男性
小さな積み重ねが、肝臓を守り、将来の健康につながります(写真:PIXTOKYO/PIXTA)
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慶應義塾大学の伊藤裕教授は、生活習慣病が連鎖的に進行していく様子を「メタボリックドミノ」と表現しています。食べすぎや運動不足などをきっかけに、肥満、高血圧、高血糖などが生じ、その先に糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などが続いていくという考え方です。

脂肪肝は、そのドミノの中流域に位置すると言われています。

つまり、脂肪肝は将来の大きな病気を防ぐための重要な分岐点。ここでなら、代謝の乱れを立て直し、重篤な病気を防げる可能性が大きいのです。

なぜなら肝臓の脂肪は、体の脂肪の中で、いちばん最初に落ちていくからです。

脂肪肝と診断されたら、まず目標にしたいのは“現在の体重から7%減”です。

例えば、体重60kgの人なら約4.2kg減。

いきなり標準体重を目指すような無茶をする必要はありません。

そして脂肪肝の改善のためには、長い時間をかけて少しずつ減らすよりも、最初の3カ月で7%減を一気に目指すことが大切です。この方式で、私が担当している「スマート外来」の患者の約8割が、肝臓の脂肪や血液検査の数値改善に成功しています。

体重60kgの人なら約4kg、90kgの人なら約6kg。月に2kg減程度を目安に取り組むと、無理なく達成しやすいでしょう。

ただし、減量の方法には注意が必要です。極端な糖質制限や食事抜きをすると、脂肪だけでなく、脂肪燃焼に欠かせない「筋肉量」の低下を招きます。

筋肉は「第2の肝臓」

7%減量を目指すときに筋肉まで失ってしまうと、かえって脂肪肝は改善しにくくなります。その理由を説明しましょう。

筋肉は体を動かすために使うだけの組織ではありません。食事から摂った糖をため込む「貯蔵庫」です。

筋肉が十分にあれば、食後に増えた糖を受け止めやすくなり、肝臓に余分な脂肪がたまりにくくなります。反対に筋肉が減ると、糖の行き場がなくなり、それが肝臓に向かい、肝臓の細胞のひとつひとつに脂肪を増やしていきます。

さらに、筋肉は「代謝臓器」でもあります。

筋肉は、食後に増えた糖を取り込み、エネルギーとして使ったり、グリコーゲンとして蓄えたりします。
筋肉量が保たれているほど、食後の糖を受け止めやすくなり、血糖値の急上昇を抑え、肝臓に余分な脂肪がたまりにくい代謝環境をつくることにつながります。

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