妄想の私は気象病にならないので、スリムジーンズを脱ぐときにむくみで苦労したりしない。買ってきた本は古い小説かなにかで、ベッドに寝そべって読む。どうやって生活してるんだろ、この人。
今日はダメダメのダメ
妄想でコーヒーを飲みすぎたからか、ここで現実の膀胱が限界に達した。ふらふらと立ち上がり、ドア枠に引っ掛けた洗濯ものを避けながらトイレに入る。あ、トイレの電球を買ってくるのをまた忘れた。もう1カ月は切れっぱなしだろうか。
真っ暗ななかで用を足す。今日はもうダメ。ダメダメのダメ。メイクも落とさないで寝てしまおう。
枕カバーがメイクで汚れるのは嫌だから、枕にタオルかなにかを巻かなくちゃ。妄想のなかでマンハッタンに住んでいるぶんにはこんな生活じみたことはしないのだろうけど、現実世界の私は明日にでもまた洗濯をしなきゃいけないから、しみったれたこともやるんだよ。
はい、今日はもう終わり!


