「早稲田大学と慶應義塾大学に通信制課程があると知り、大阪からでも受けられることを知りました。その2校に絞って、どんな学部があるのか、どんなことが学べるのかを調べると、早稲田大学には人間科学部があることを知りました。
最初は『人間科学部ってなんだ?』と思っていたのですが調べていくと、人間観察が好きな自分にぴったりの学部だと感じました。他の大学や学部も考えてもよかったのですが、締め切りがあと1カ月程度で、考えている暇もないくらい近かったので、早稲田大学の人間科学部eスクールにすぐに出願を決めました」
早稲田大学人間科学部eスクールの一般受験は、高校時代の成績・レポート・面接が試験で重要視されるため、9月の試験に向けて対策を重ねた香椎さん。
レポートの内容は入学してから学びたいことをテーマに書く形式だったため、自身が抱いたTwitter(現:X)のコミュニケーションについて書き、提出しました。
「私が10代の時のTwitterは、友達同士が『これ聞いてよ!』という感じで『楽しい』を共有するのに使われていましたが、コロナ禍になってからはマイナスの内容を発信する人が多くなったように感じます。私はマイナスのこと、いわゆる誹謗中傷やネガティブな感情をSNSに書くタイプではないので、書く心理がわからなくて、言葉の難しさについて学びたいという内容を書いた記憶があります」
こうして彼女は2022年、早稲田大学人間科学部eスクールに25歳で入学し、念願だった大学生になることができました。
社会人経験のある大人たちが学ぶ特殊な環境
早稲田大学に入ってからの彼女は、毎週授業の録画を視聴してレポートを提出するスタイルになじみます。授業の内容は通学生と同じで、オンライン上でeスクール生同士が意見を共有し合う仕組みもありました。
eスクールに通う学生は社会人が多く、社会人経験のある大人たちが学ぶ特殊な環境の中で、4年間を通じて学び続けました。
