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「母親が怪しい」「臓器売買した」の中傷よりもひどい…《キャンプ場女児行方不明》で遺族を苦しめた"ネットの正論"

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小倉美咲ちゃん、小倉とも子さん
行方不明になった小倉美咲ちゃん(左)と、母親のとも子さん(写真:左はとも子さん提供/弁護士ドットコムニュース)
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美咲ちゃんは事件に巻き込まれた可能性があると信じ、生存を願い続けてきた。「犯人がいるなら身代金を要求してほしい」と思ったことも一度や二度ではない。

数年後、遺骨が見つかった。訃報の後は、「子どもが戻ってきてよかったね」「ご冥福を祈ります」という言葉さえ受け入れられず、SNSを見ることができなかった。

一方で、行方不明者の家族が顔出しでメディアに出ることは「勧められない」とも語る。実際、表に出たことで受けた中傷は少なくなかった。長い間、ニュースやSNSを見ることすらできない状態が続いた。

長女には、大切な家族の行方不明という出来事にとらわれずに生きてほしいと考えている。

とも子さんが個人で表に出続けるのは、今でも情報が欲しいからだ。

「北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんのお母さん、横田早紀江さんが今もメディアに出続けているのは、風化させたくないからではないかと思うことがあります。私もそうなので。小倉美咲、小倉とも子という名前が消えなければ、いつか美咲につながる情報が得られるのではないかと思います」(とも子さん)

京都の事件、そして「素人探偵」へ

京都府南丹市で起きた小学生行方不明事件では、養父が死体遺棄の疑いで逮捕され、その後は殺人と死体遺棄の罪で起訴された。

とも子さんも関心を寄せていたが、報道が過熱した時期はテレビを見ないようにしていたという。

「テレビは見たくない情報やコメンテーターの憶測が入ってくるので、ネット記事から情報を得ていました」

SNSやYouTubeにあふれる「素人探偵」の見解も、意識的に見ないようにした。

「行方不明というテーマは拡散されやすく、承認欲求のために投稿する人もいるのではないかと思います。私たちに粘着してきた人たちにも、同じ印象がありました。
事実が確定しない段階で語るコメンテーターも困りますが、YouTubeやSNSはさらに深刻です。個人の見解をあたかも“みんなの意見”のように話すので。高齢の方などは完全にデマの情報なのに『YouTubeでやってたから!』と信じてしまう人もいました。
なにより、身近に疑わしい人物がいれば、警察がきちんと捜査します。素人探偵は必要ありません。そういう認識が広がってほしいと思います」

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