「S&P500配当貴族指数」というアメリカのS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが2005年につくった株価指数がある。雨の日も雪の日も景気が悪化しても25年以上、毎年配当を増やしつづけてきた企業で構成される株価指数のことだ。
時価総額も30億ドル(約4500億円)以上で、取引量も十分にある企業だけが選ばれるため、コカ・コーラやP&G、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどアメリカの優良企業だけが該当する。
給料のように配当金が入るしくみづくり
アメリカの企業はほとんどの場合、3カ月に1回配当を行い、配当する時期も企業によって異なる。
3、6、9、12月に配当する企業もあれば、1、4、7、10月に配当する企業、2、5、8、11月に配当する企業もある。
だから、配当金を受け取るつもりでアメリカ企業の株に投資するなら「ドル配当で月給を受け取る」プランを立てることもできる。
ここで、便宜上それぞれの企業を「3692クラブ」「1470クラブ」「2581クラブ」と名前をつけることにする。
1470クラブに属する企業のなかから1~2社に投資して、2581クラブと3692クラブのそれぞれ1~2社にも投資すれば、少額ではあるけれど、まるで魔法のように1月から12月までそれぞれの会社の配当金を受け取れるポートフォリオが完成する。
また、配当金が入ってきたときに、それを再投資することもできる。配当を受けた企業の株を配当金でふたたび買うのだ。こうすれば、配当金で複利運営をすることになるため、お金が増えるスピードも一気に上がる。
もちろん、相場が下がって投資をした企業の株価が下がれば、損をすることもある。
また、配当を行う企業はすでに成熟した企業が多く、下落のダメージが少ないかわりに大きな成長は期待しにくい。
ただ、景気が悪化するとドル高になる傾向があるため、ドルで配当金を受け取れば、景気が悪いときでもある程度は資産を守ることができる。

