ブラックニッカを日本一にした考え方
ヒゲのおじさんのマークがついたウイスキーを知っていますか? サントリーの「山崎」や「響」など日本のウイスキーが世界的な評価を得て、今、大人気になっています。そのようななかで、日本でトップクラスのシェアを誇るのが、ヒゲのおじさんでおなじみの、ニッカウヰスキーの「ブラックニッカ」です。
現在は圧倒的な存在感を誇る同ブランドですが、かつては売上が伸び悩んでいた時期がありました。そこからどのようにして、売れるブランドへと成長したのか。
まずは、このブランドの背景を少し紹介しておきましょう。ブラックニッカは、1956年に発売されたブランドで、ラベルに描かれたヒゲの男性がトレードマークです。そのシリーズの一つ「ブラックニッカクリア」(以下「クリア」)は、スモーキーな香りを抑えた飲みやすい商品でしたが、年月とともに売上は頭打ちとなり、ブランドの再構築が急務となりました。

