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ファンに望まれない「漫画の実写映画化」なぜ続く? 炎上してもビジネスとして成立する"納得の背景"

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漫画実写映画化作品はネガティブな声にさらされることが多いが、なぜなくならないのか?(写真:yuuno177/PIXTA)
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同時に、映画は単なる商品にとどまらない。

とくに原作ものは、そこに紐づくファンやさまざまな関係者の思いのほか、ときには彼らの人生そのものを背負って商売をすることになる。そんな複雑な思念が絡み合う企画には、多くの困難が待ち受けることがほとんどだ。

だから人気原作の映画化は、映画会社にも、制作スタッフにも、覚悟が問われる。

そうしたなか、昨今はポジティブな評価を受ける作品が多い。その背景には、原作を預かる製作側に、作品への思い入れや愛、リスペクト、原作ファンへの気配りや気遣いが当たり前に備わるようになった時代性があるのかもしれない。

もちろん、実写化においては、原作者や権利者の許諾を得ている。しかし、権利者側にとって実写映画化は、原作の物語の大幅な短縮や改変などさまざまな懸念もあるだろう。なかには、実写作品は原作とは別物と位置づける作家もいる。そうしたなか近年は、エピソードごとに原作に忠実に実写化する流れが定着しつつあるように感じる。

昨今、興行的に大コケする作品が少ないのは、そんな製作環境があるからではないだろうか。

海外製作のNetflix『ガンダム』はどうなるか

この先も、Netflixによる『ガンダム』や『僕のヒーローアカデミア』といった人気作品の実写化が注目されている。どちらも製作はハリウッドが主体だが、日本側も共同製作に入っており、期待値は高まっている。

とくに『ガンダム』は、熱狂的なコア支持層に支えられる日本を代表するシリーズであり、実写化不可能と言われてきただけに、好奇の目にもさらされているが、その結果如何では、グローバル製作の実写化がより広がっていくきっかけになるかもしれない。

こうした漫画実写映画化は、炎上を伴いながらも、世界に市場を拡大しつつある。

前述のような信念と覚悟を持つスタッフは、製作発表やキャスト解禁時の炎上など気にもとめていないに違いない。完成させた作品で示すことがすべてだから。

ヒット作が増えている昨今は、逆風が追い風に変わる潮目の変化が近づいていることも感じさせる。

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