「1万円以下のソロ活で人生後半戦を楽しむ」をテーマに、50代のライター・蜂谷智子がひとりで未知の世界に飛び込む本連載。前後編の前編は、専門家による骨格診断を体験した。後編はその診断を踏まえた、パーソナルスタイリングを体験する。
“若作り”ファッションより危険なこと
私は近年、装いに関して「無難」を選びがちになった。それはUNIQLO全盛期を通った世代だからかもしれないし、若さを失って体形や肌に自信が持てなくなったからかもしれない。今更ジタバタして、「年甲斐なく若作りして」と言われるのも怖い。
しかしファッションサブスクリプション「airCloset(エアークローゼット)」の有人店舗「airCloset Salon(エアクロサロン)」で、スタイリストを務める清水由美子さんは「年齢に合わないことよりも、時代に合わない装いこそ、避けるべき」だと指摘する。
「『母の時代の50代』と『現代の50代』は全然違います。美容や健康法が進化していることもあって、若々しくいられるし、働き方が変わってライフステージも全く違う。かつてのイメージを今の自分に当てはめる必要はないんです。
それに今のトレンドって、そんなに奇抜なものじゃなくて、ビッグシルエットだったり直線的なものだったり。全年齢の人が取り入れやすいんですよ」(清水由美子さん、以下の発言すべて)
さらに清水さんは、多くの人が前提の立て方を間違えているという。
「『老けて見られる』って言われる方がよくいらっしゃるんですけど、実は年相応に縛られた装いをすることで、自ら『老けて見せてる』んです。だから年齢よりも先に『自分をどう見せたいか』を基準に服を選ぶ。そのマインドチェンジがファーストステップです」
「若作りと思われたくない」という恐怖ゆえに、私たちはわざわざ老け込むスタイルを選んでしまっているということか。思い込みから解放されて個性を軸に服を選ぶことで、結果的に活き活きとして見えるのかもしれない。
次ページが続きます:
【“年相応”を意識するとかえって老け見えさせる】
