TTC-Sの車両開発棟のような、アジャイル開発が可能となる施設はない。また、トヨタテクニカルセンター本部がある豊田市街地まで、TTC-Sからクルマでは途中に山間部を通るものの、距離は20km弱で時間にしても約30分と比較的、近い。
なぜ、トヨタはそこまでやるのか。
それは、まさに今「自動車産業が100年に一度の大変革期」の真っただ中にあり、自動車メーカーとして今やれることは、本業であるクルマ作りに対して真摯に向き合うことだからだ。
今回は冒頭のヘリコプター(モビリティ事業)体験を含めたTTC-S取材、そして昨年9月と今年4月のウーブン・シティでの取材と、直近でのトヨタのさまざまな動きを体感できたことが、筆者としてトヨタの未来にかける思いの理解につながった。

