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容易でない「原子力発電3倍」の目標達成、人材不足の解消と投資の不確実性払拭が急務──OECD原子力機関事務局長に聞く

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OECDの原子力専門機関の事務局長に、世界の原子力発電の果たすべき役割と課題を聞いた(写真:編集部撮影)

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中東で戦火が拡大し、世界規模でエネルギー危機が深刻化している。そうした中、原子力発電の果たすべき役割と課題は何か──。「第59回原産年次大会」(日本原子力産業協会主催)のために4月に来日した経済協力開発機構(OECD)の原子力専門機関(NEA)で事務局長を務めるウィリアム・マグウッド氏に合同インタビューした。

──中東での戦争が続く中、原子力発電の推進機運が高まっています。

戦争をきっかけとして、各国がエネルギー安全保障の重要性に目を向けるようになったことは事実だ。エネルギー安保は現在、世界において最も関心の高いテーマの1つになっている。私自身の経験でも、現在ほどエネルギー安保への関心が高い時期はなかった。

数多くのエネルギーの中でも、原子力は信頼性が高く、安定した価格で長期にわたって電力を供給できるというメリットがある。特にエネルギーの多くを輸入に頼っている国にとって、供給の信頼性は特に重要だ。

──戦時に原子力発電所そのものが標的になるといった事態も起きています。

原発が脆弱性を持っているのではないかとの質問だと受け止めている。この問題は、ロシアとウクライナの間での戦争によって世界的に注目されるようになった。情勢を見守っている誰もが心配することだ。

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