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「プラダを着た悪魔2」の"鬼"編集長は20年の時を経てちょっぴりやさしくなった 先の見えない時代に「仲間こそ大事」を知る

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メリル・ストリープ
映画「プラダを着た悪魔2」ロンドンプレミアでのメリル・ストリープ(写真:REX/アフロ)
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さらに注目したいのがミランダの変化だ。ルックスはまるで変わっていないのだが(若々しくすらなった?)、コンプラの時代に何を言ってもアシスタントに「NO」と目配せされる様子は笑いを誘う。

やっぱり少しやさしくなった“悪魔”

最大の変化は彼女の夫だ。前作でミランダは何人目かの夫に「仕事ばかりだ」となじられたあげく離婚していた。

しかし今作の夫スチュアート(ケネス・ブラナー)はとにかくやさしい。つらいときには適切なアドバイスをくれて、そっとそばにいてくれる。彼の影響だろうか“悪魔”は前よりやっぱり少し、やさしくなっている。

前作で多くの人はアン・ハサウェイ演じるアンディに自分を重ねただろう。

そしていま、かつてアンディだった人たちは、部下を持つミランダの立場になっているかもしれない。

売り上げや経費削減に頭を悩ませ、人に疎まれ、弱音を吐けずにいる。そんな方々にぜひ本作を観てほしい。そして伝えたい。

「上に立つ人はやさしくあってほしい」と。

もちろん仕事には厳しくあっていい。でも、自分はアンディのような部下たちをきちんと見てあげているだろうか? 正しく評価し、時に背中を押してあげることはできているだろうか?

だって最終的に一緒にピンチを乗り越えてくれるのは、かつて自分が育てた部下だったりするのだから。

何かと不安な時代でも一緒に闘ってくれる誰かがいれば、不安は少し軽くなる。本作を観て、やさしさとモチベーションをチャージして、とりあえず明日も仕事、がんばろう!

(フリーランス記者・中村千晶)

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