あのときジャーナリスト志望のアンディは、業界一のファッション誌「ランウェイ」で働きだしたものの「ファッションなんて重要じゃない」と思っていた。
ターコイズブルー色の2本のベルトのどちらを使うかでみんなが悩むミーティング中に「私にはその2本のベルトが同じに見える」と笑ってしまい、周囲を凍りつかせる。
そのとき彼女が着ていたのは、量販店の化繊素材のブルーのセーターだった。
ミランダはそのセーターを例に引きながら、「あなたのその“セルリアンブルー”のセーターがどこから来たか」を話し、「自分たちの仕事の意味と誇り」をさらりとアンディに諭すのだ(ちなみに、このセルリアンブルーのセーターは「2」のラストに形を変えて出てくるので要チェック!)。
前作でアンディはその後、ミランダの右腕である心やさしきナイジェル(スタンリー・トゥッチ)に助けられ、ファッショナブルな「できるアシスタント」に変身していく。
最大のキモは映画のラストだ。
ジャーナリズムの世界へ転職しようとするアンディは、あの“悪魔”のミランダが陰で自分を推薦してくれていたことを知る。
誠実に真摯に仕事に向き合った人間を上司は見てくれていた。がんばる者はいずれ報われると、多くの人が仕事へのモチベーションをもらったのだ。
「プラダを着た悪魔2」冒頭のあらすじ
本題の「2」に戻ろう。
あれから20年、アンディは希望通りジャーナリストになっている。一度磨いたセンスはさびることなく、動きやすそうでシンプルなパンツに仕立てのよいジャケット、相手を威圧しないやさしげなスーツスタイルが素敵だ。
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【ネタバレ控えめ「2」冒頭のあらすじ紹介】
