Netflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』が好調です。4月27日の配信開始直後からNetflix公式ランキングで日本の週間1位を記録し、世界ランキングでも4位に入りました。
主人公は、日本一有名な占い師と言われる細木数子。演じているのは戸田恵梨香です。一見すると、イメージが結びつきにくい人もいるかもしれません。それなのに、不思議と細木に見えてしまう。
この意外性を入り口にしたキャスティングには、どこか引っかけのようなズルさも感じます。とはいえ、男と金に揉まれながら、それでも這い上がっていく危うさをすべて引き受ける戸田の演技は見事です。17歳から66歳までを演じ切っています。
「夜の女王」へ成り上がる細木数子
細木と言えば、バカ売れしてギネス世界記録も持つ「六星占術本」で有名になり、地上波テレビに出ずっぱりだった視聴率女王時代をイメージする人が多いでしょう。しかし、ドラマで描かれる細木は、その前の20代、30代が中心です。
思わず“数子ちゃん”と呼びたくなる時代から遡り、戦後の焼け野原で飢えと貧しさを経験したという物語から始まります。高校中退からわずか10年で“夜の女王”へと成り上がっていく姿がたっぷりと描かれ、占い師として名を馳せる以前の話が全9話の大半を占めているのです。
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【若い頃の本物の細木の写真もネット上で話題に】
