ピ夜は、ゆっくりと柔らかな関西弁を話すマッシュルームカットのキノシタと、色白で細身のどこか小悪魔的な空気感をまとうメガネ女子のイワサキからなる男女コンビだ。
昨年、『M-1グランプリ』の公式YouTubeチャンネルにアップされたネタ動画が77万回再生を記録。大会の“偉い人”からも、希望の芸能事務所があれば「俺が全部通す」と声を掛けられたという逸材だ。
2人は2021年に同志社大学のお笑いサークル「喜劇研究会」でコンビを結成した。昨年の『M-1グランプリ』で準々決勝へと駒を進め、すべての予選の中でもっとも上位に進出したアマチュア漫才師に贈られる「ベストアマチュア賞」を受賞。準決勝のオープニングアクトで漫才を披露し、多くの『M-1』ファンを魅了した。
“ニヤニヤしてしまう”漫才
大学時代からふたりの漫才は異質だった。それは、24年3月の『あれみた?』(MBSテレビ)で見取り図が「喜劇研究会」を訪れた放送回でも見て取れる。
前半で、サークル内から選出された3組がネタを披露。2組が元気よく声を張って登場し、わかりやすく突飛なキャラや展開を見せて笑わせる中、ピ夜は気後れしたような佇まいとトーンで一気に自分たちの空気を作った。
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【まるで交際前の駆け引き?】
