つまり、マリオの映画に別のゲームのキャラクターを登場させたうえで、それに関連したNintendo Switch 2向けの新作を発表したわけだ。これは宣伝と考えれば当たり前の手法ではあるものの、効果はかなり大きいと思われる。
映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』はすでに全世界で累計8億ドルの興行収入を得ており、日本でも週末興行成績No.1を記録している。日本の記録は前作に少し及ばないものの、それでも宣伝としては特大の効果があると思われる。
筆者の子供は『スターフォックス』のことをまったく知らなかったが、映画を見て「これはちがうゲームのキャラクター?」となんとなく事情は察していた。意味はわからなくとも文脈はわかるのだろう。
任天堂は単に知財コンテンツ戦略として映画を制作するだけでなく、それを活用して任天堂のフィールドであるビデオゲームの領域もまた盛り上げようとしているわけだ。そして何より『スターフォックス』という、任天堂のシリーズとしてはややマイナー寄りの作品でこれができるところが強い。
スマブラのおかげでマイナー寄りでも認知度は高い
もちろん『スターフォックス』は有名なゲームといえる。ただしマリオなどとは比較できないレベルであり、日本国内ではさらに知名度が下がるだろう。
こうなると映画に『スターフォックス』のキャラクターがゲスト出演したところでさしたる効果は見込めないのだが、そうでもないのが任天堂のすごいところだ。
フォックスは『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズに出続けており、下手すれば『スターフォックス』シリーズよりもこちらのゲームで知名度がある。どういうキャラクターなのか、どういった特徴を持つかも、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズを遊んでいればわかるのだ。
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【新たな『スターフォックス』ファンを増やせるか】
