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家に「知らないおじさん」がいるストレスは甚大だ…京都・南丹男児殺害事件から「シングルマザーの恋愛」を真面目に考える

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うずくまる子ども
「母親の彼氏」が家を出入りする環境で育った筆者が思う「再婚前に考えてほしいこと」(写真:ノンタン/PIXTA)

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京都府南丹市園部町の山林で、当時11歳の少年・安達結希さんが遺体で見つかった事件。犯人が母親の再婚相手だったことを受け、シングルマザーの再婚に対する意見が噴出している。

かつて、筆者も被害者の少年と似たような立場にあった。シングルマザーの母親は恋多き人で、その交際相手が次々と家に来る状況だったのだ。

知らないおじさんを紹介されては食事に連れて行かれ、小学生ながらに「このおじさんは誰なんだろう?」と首をひねっていた。幼さゆえ、自分の置かれた状況が何も理解できていない間に、交際相手が変わるのが常だった。

もちろん、南丹市の事件で悪いのは加害者である養父であって母親ではないとしたうえで、本稿では、シングルマザーやシングルファザーの恋愛について、子どもの目線から真面目に考えてみたい。

「母親の彼氏」が常に家にいるストレス

筆者は広島県のド田舎の閉鎖的な環境で暮らしていた。筆者の場合「知らない人が家にいる」というストレスが強く、基本的に家にいないように外に出て過ごしていた。夜になっても知らないおじさんが帰宅しないので、家の中でも警戒せざるを得ない。

想像しづらいかもしれないが、構図としては「信頼関係のないおじさんが安息地を侵略してくる」状況だったのだ。そのため、本来なら安心できる場所であるはずの家が常に緊張する場所になっていた。どこからどう見ても、心の発達に良いはずもない。

幸い、筆者には兄がいたので兄妹で子ども部屋に籠城し、関わらないように逃げ回っていた。きっと、母の交際相手からすれば可愛くない子どもだっただろう。もし、あの中の誰かと再婚していれば、筆者と兄は邪険にされていたのかもしれない。

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【筆者と被害者の環境「2つの大きな違い」】

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