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家に「知らないおじさん」がいるストレスは甚大だ…京都・南丹男児殺害事件から「シングルマザーの恋愛」を真面目に考える

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うずくまる子ども
「母親の彼氏」が家を出入りする環境で育った筆者が思う「再婚前に考えてほしいこと」(写真:ノンタン/PIXTA)
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筆者は、幸い普通養子縁組だったし、既に成人していて分籍済みだったので、養子離縁届を書いて提出するだけでよかった。しかし、相続関係で揉めると、調停や裁判にまで発展するケースもあるそうだ。やはり、再婚に伴う養子縁組には慎重になるべきだろう。

シングルマザーの再婚は慎重になるべき

連れ子だった立場から、再婚するなとも言わないし、子どもを最優先しろとも言わない。だが、再婚は慎重になるべきだと主張したい。なかなか話しづらい内容ではあるが、少なくとも以下のポイントを話し合ってからでないと、再婚のリスクは高いと感じる。

・子どもが再婚相手に懐かなかったらどうする?
・名字はどちらに合わせる?
・養子縁組の有無は?
・子の相続はどうなる?
・もし離婚する場合、子の親権や養育費はどうする?

連れ子以外に新たに命を授かった場合、よりややこしい問題が発生するはずだ。リスクを十分に理解したうえで、子の気持ちも蔑ろにしない範囲で妥協点を見つけてほしい。

京都の事件と自分を比較する(意図はないが、そう受け取られるかもしれない)記事を書くべきか悩んだ。同じ立場で亡くなった子どもがいるのだから、生き延びられた筆者はある意味「ラッキーだった」側だからだ。また冒頭でも触れたが、悪いのは加害者である養父で、実母ではない。

ただそれでも、当事者にしかわからない感情もあるはずだとも考えた。また、話しにくいことだからこそ、多くの人が真面目に考える機会があってもいいとも考えた。実際、筆者自身もこういった話を周囲の身近な人にすることはあまりなく、自分の過去の気持ちをいろいろと棚卸しする必要があった。

そして最後に……同じような立場を経験した人間として、心から被害者のご冥福を祈って、筆を置きたい。

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