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【体験記】教師の私が「不登校の子の親」になって"焦った"! 親の孤独と開き直り方、大学院まで進んだ息子を救ったのは?

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寝ている子どもを起こそうとする母親
自身が教師でもわが子が「不登校状態」になったら焦って追い詰めてしまった…(Ushico / PIXTA)
  • 森 万喜子 青森県教育改革有識者会議副議長、文部科学省CSマイスター、元北海道公立中学校長
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息子は、勉強は好きで成績も悪くない、運動は得意ではないが社交的で知的好奇心が強い子でした。5年生の夏休み、本人の希望で塾に通うことに。塾は楽しそうでした。でも、学校の様子はどうも落ち着かず、人間関係もストレスを抱えていました。

「休みがち」から「行きたくない」になり、それは中学校に進学してからも変わらず、休みがちから休む日のほうが多くなった。いわゆる、不登校状態に突入しました。

私はいきなり不安でせっかちになりました。当時、私の口から出るのは「もう起きて支度しなさい」「今日は行くんでしょ」「明日は休まないで行ってね」「つらかったら早退してきてもいいから行きなよ」など。

つまり「今」か、せいぜい「明日」という刹那的な言葉ばかり。いつまでも布団から出てこない、朝起きたのに塊のように動かない子に対して、「今」とか「今日」を連発する自分はまるで、煽り運転をする悪質ドライバーみたいだったと思います。

不登校の初期段階で、保護者が陥りがちな失敗です。混乱して、パニックになり、「とにかく学校に行ってもらわないと」と思ってしまいます。このまま休み続けて「癖」になったらどうしよう。休みがかさんで成績や進路に影響したらどうしよう。

そんな不安や心配に支配されました。自分が勤勉でルーティーンに忠実、なのでそこから外れることを極端に恐れる傾向があることを自覚しました。

不登校の子の親って孤独

子どもが学校に行かなくなり、親としては学校に出向き、担任と相談するも具体的な解決策があるわけではありませんでした。不登校には魔法の杖はないのです。

当時の自分も学校も、学校に戻ることがゴールと考えてしまっていたので、子どもの気持ちと折り合うことが少なく、手詰まり感と不安と憂鬱な気持ちで毎朝仕事に向かっていました。

たぶん子どもの不登校の解消を強く願ったのは、「お母さんが学校の先生なのに子どもは不登校だって」「お母さんが忙しすぎるから」のようなことを学校やまわりの人に言われる、つまり私のせいなのかと釈然としない気分と、やはり自分が悪いのかという自責の念にもやもやしていたからでした。

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【フィットする学校とそうでない学校がある、と開き直る】

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