結婚・出産で退職するのがお決まりコースで、産休後は前の職場に戻りたいと訴えても前例がないと言われる始末。昔よりも、今の方がずっとましなのは間違いない。
昭和の“ヒーロー像”は令和に受け入れられるか
昭和のヒーローものも、考えようによっては罪深い。
あえて「男」と書くが、「男は苦しくても決して逃げない。自分を犠牲にしてでも、この世界や大事な人たちを守る」、そんなヒーロー像を子ども時代に刻み込まれたのだ。現代でそんなマッチョ像を強いられたら、どれだけ息苦しいか。
この世には失われたままのほうがいいものもある。ノスタルジーにお金を払う人も、本心ではわかっているはずだ。自分が手にするのは、マッチ売りの少女がともす火が見せた、幸せな幻影だということを。
個人的には、若い頃に撮りためたカセットテープとVHSテープを再生できる機械が、老後になるまでなくなりませんようにと祈っている。
