この先、自然吸気のままツインカムヘッドを搭載してレブリミットを9000rpmまで引き上げた500hpの「GWR」という魅力的なモデルはじめ、さらにトップ・オブ・ザ・ラインとして1067hpツインターボ「F-26」が発表されている。
サーキットで走りたいという要望があれば、専用のサスペンションキットを組み込むことができるし、シートなどは顧客の体を採寸して”テイラーメイド”のように作りあげるという。
納期4~5年でも待つ価値
「私たちのファクトリーは大きくないうえ、1台にかける作業時間が4000時間から6000時間なので、月に2台を生産するのがやっとです。そのため納期は4年から5年。それだけ顧客には待っていただいています」
「これって究極のお寿司屋さんと似ていませんか?」とナム氏は続ける。つまり、自分のためだけに最高の寿司を握ってもらうために、予約を入れてずっと待つ。ギュンターワークスは、顧客に“それだけの価値がある”と納得してもらったうえで提供する、という自負があるのだ。
また、クルマを眺めながらナム氏は、「今回のクーペを見て気づいたかもしれませんが、X(エックス)のシンボルを車体のさまざまな箇所に配しているのです」と説明する。でも、じつはエックスでない、とナム氏。拒否とか不可能を象徴する十字のシンボルなのだそう。
「911リマスタードというビジネスをはじめるとき、多くの知人から”無理でしょ”とか”やめておけ”って言われたんです。つまり眼の前でドアが閉じられているイメージ」
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【ギュンターワークスの日本展開】
