今年のゴールデンウィーク(GW)も終盤に差しかかってきた。昨今の物価高もあって、今年のGWは自宅や近場で過ごすという人も多いようだ。東京近郊の観光地といえば、東京ディズニーリゾートやマザー牧場、鴨川シーワールドなど、千葉県に多い印象。そんな千葉の「住宅地としての需要」はいかほどなのか。
東洋経済オンラインでは、国土交通省が3月に発表した「2026年地価公示」のデータを基に、千葉県内の住宅地で「1平方メートル当たりの地価」が高かった300地点を抽出。ランキングにまとめた。
ランキングを概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が300万円を超えたのは1地点。200万円台の地点はなく、150万円超えが8地点という状況だった。隣接する東京都が1000万円超えだけで20地点だったのと比べると、江戸川を挟むだけでかなり地価が割安になる状況が読み取れる。
船橋駅周辺やTX沿線が順位を上げる
個別地点に目を移すと、1位は「市川市市川1丁目」(最寄り駅は市川)。まさに江戸川を挟んで東京都のすぐ対岸に位置する地点だ。前述のように、坪単価は千葉県内で唯一の300万円超え。鑑定書には「これまでは中高層の店舗付共同住宅が建ち並ぶ商業地域であったが、近年、マンションの建設が相次ぎ、高層共同住宅を中心とした地域へと変化した。今後も高層共同住宅地として推移するものと予想される」とある。
2位「習志野市奏の杜3丁目」(同・津田沼)、3位「市川市菅野2丁目」(同・本八幡)は昨年と順位が変わらず。県北西部が「東京のベッドタウン」として高い需要を誇っている。
昨年との比較で順位の上昇が目立ったのが、4位「船橋市本町7丁目」(同・船橋)をはじめとした船橋市だ。鑑定書によると「船橋駅は都心への交通アクセス良好で複路線乗り入れしているターミナル駅で、駅周辺の商業集積の程度は高く、市内のみならず市外からも需要は高い」という。
15位に入った「柏市若柴」(同・柏の葉キャンパス)、25位の「流山市おおたかの森南1丁目」(同・流山おおたかの森)といった、つくばエクスプレス(TX)の沿線も昨年から大きく順位を上げてきた印象だ。
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【まずは1〜50位】
