この取材で印象的だったのは、働き方そのものが顔を変える、という藤田さんの指摘だ。
「PC作業では首が前に出やすいですし、前傾姿勢や猫背になりがちですよね。首が前に出ると、顔まわりも全体的に下がりやすくなるので、たるみにつながります。スマホも同じで、下を向いたまま長時間見ていると首が動かなくなって、筋肉が固まりやすくなる。首こりや血流悪化につながり、結果としてたるみを招きやすくなります」
さらに、見落とされがちなのが、無表情のまま働き続けることだ。
「オンラインでもオフラインでも、ずっと無表情で仕事をし続けないことも意外と大事です。無表情のままPC作業を続けていると、顔はかなり凝るんです。実際、デスクワークが長い方は顔まわりが硬くなっていることが多いですね」
こうした“仕事中の放置”は、スキンケアにも表れる。
「何もスキンケアをしていない方も時々いますが、保湿をしないと乾燥が進んで、シワにもつながります。乾燥はくすみやツヤ不足にもつながるので、見た目の印象をかなり左右します」
紫外線も同じだ。
「よく“見た目の皮膚老化の大部分は紫外線による”とも言われますが、あながち間違いではないと思います。紫外線は乾燥を招くだけでなく、肌にかなりダメージを与えるので、日常的に日焼け止めを塗っていないと、老化につながりやすいです」
藤田さんが勧めるのは、足し算ではなく“引き算”
では、何を始めればいいのか。藤田さんの答えは、驚くほどシンプルだった。
「まず、下を向く姿勢ですね。それから、顔をむやみに触ること。たるみが気になって皮膚を引っ張る方もいますが、皮膚は引っ張れば伸びますし、伸びればたるみにつながりやすくなります」
次ページが続きます:
【顔を引っ張るマッサージは有効?】
