米メタ・プラットフォームズの株価が4月30日の米株市場で急落し、昨年10月以来半年ぶりの大幅安となった。通期の設備投資見通し引き上げを受け、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が進める人工知能(AI)関連の巨額投資を巡る不安が再燃した。
メタの株価は一時10.3%安と昨年10月30日以来の下落幅を記録した。終値も8.6%安の611.91ドルと10月30日以来の大幅な下げ。
同社が前日公表した通期の設備投資見通しは1250億-1450億ドル(約19兆6000億-22兆7000億円)とアナリスト予想を上回り、1月時点の同社の見通しから約7.4%増えた。
AI戦略が軌道に乗っているという確信を設備投資拡大の理由の一つに挙げたが、スーザン・リー最高財務責任者(CFO)は29日の投資家とのオンライン会見で、「部品価格の高騰」やデータセンターの追加費用に対応せざるを得ない現状を認めた。
ザッカーバーグ氏は、メモリーチップの供給不足が価格急騰を引き起こす前の段階で、2020年代末までにAIインフラに数千億ドルを投じる方針を表明していた。
メタは今年に入りエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、ブロードコムとの巨額の半導体チップおよび他のハードウエア契約を発表し、そのために必要な複数の巨大データセンターを建設中だ。
事情に詳しい複数の関係者によると、メタは4月30日、200億ドルから250億ドル相当の社債の募集を開始する。
著者:Riley Griffin
