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「規律ある財務運営を放棄し、野放図な投資方針に転換した」──。
百貨店を中心に中高価格帯のアパレルブランドを展開する三陽商会に対して、アクティビスト(物言う株主)が厳しい意見を突き付けている。
発行済み株式の約7%を保有する米投資ファンドのサファイアテラ・キャピタルが、定時株主総会に向けて株主還元の強化を求める株主提案を行ったのだ。今27年2月期の中間配当に上乗せして、1株当たり1200円の特別配当を実施するよう求めている。
これに対して、三陽商会の取締役会は「当社が計画する成長投資の履行に支障が生じるおそれがある」として反対意見を表明している。
「現預金などが無駄な投資の原因」と主張
サファイアテラが提案した特別配当を実施した場合、特別配当の総額は約120億円となる。26年2月末時点で、会社が保有する現預金は約240億円。すなわち、たった1回の特別配当で手元にある現預金の半分を株主還元に充てるべきだという主張だ。
過剰なほどの株主還元に、取締役会が反対意見を表明したのも当然に思える。しかしサファイアテラは、「野放図なブランド乱発などの誤った成長戦略の結果、過去2年間で約20億円もの資本が過剰在庫として費消された」などと主張する。
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【再建こそ果たしたが26年2月期は不振に】
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