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近年、“泳げない子ども”が増えている。その理由の1つに、小中学校でプール授業が相次いで廃止されていることが挙げられる。泳ぎの技術はいざという時に自身の命を守る術にも繋がる。このまま“泳げない子ども”が増えていく社会で、本当に問題はないのだろうか。水泳授業の廃止が進む現代で、親である私たちに何ができるのかを考えたい。
小学校からお便り「校内での水泳授業は実施しません」
「今年度から校内での水泳授業は全学年実施しません」ーー先日、息子が通う小学校からこのような知らせが届いた。
主な理由はプールの老朽化と維持費の問題。修繕には多額の費用がかかる一方で、使用できるのは年間わずか数週間。さらに教員不足や猛暑の影響も重なり、結果として校内プールの運用は断念し、今後は水泳授業を民間のスイミングスクールに委託するという。
「水泳授業そのものがなくなるわけじゃないのか」と一瞬安堵しつつも、水泳授業の実施回数を見てみると、年間わずか4回。
平成の小学生であった筆者は、夏休みになれば週に何度も学校のプールに通い、当たり前のように“泳ぐ”という体験を積んでいた。それが我が子の場合、1年でたったの4回。あまりの差に、驚きを隠せなかった。
そして追い討ちをかけるかのように、下の娘が通う保育園からも今年度からプール遊びを廃止する知らせが届いた。
「例年夏は水着に着替えてプール遊びを行っていましたが、今年度からは夏季のプール設置はせず、着衣のままの水遊びに変更します」
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【我が子の未来が不安…】
