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「病院で患者を待つだけが仕事じゃない」 起業した看護師が切り拓く、社会システムの谷間を埋める"新しい看護"のかたち

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子どもと男性
「産前産後の女性と支えたい」と起業した増田雄太氏※一部加工しております(写真:エイトカラーズ提供)
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彼女の原点は、高校時代を過ごしたデンマークでの経験にある。

当時のホストマザーが、病院勤務のかたわらスポーツ現場で救急救護に従事する姿に、看護師の可能性を感じた。その影響で、自身も大学時代からラグビー部のメディカルスタッフとして活動を開始。卒業後は病院に勤務しながら、休日に活動を続けるうちに救急救護の依頼が増え、起業を決意した。

現在はイベント時の救護を中心に、映画・ドラマの医療監修、ウェディングサポートなどの場に医師・看護師などを手配するほか、救護体制の整備、運営体制への医療監修なども行うなど、多様なニーズに応えている。

イーイングが設置した救護所(写真:イーイング提供)

離職防止と地域医療維持に効果

長尾氏は起業当初、潜在看護師(何らかの理由で現場から離れている看護師)の活用を想定していたが、コロナ禍や熱中症対策への意識の高まりなどの社会変化をきっかけに、依頼元からの要望が変化したという。

「看護師であれば誰でもよい」というレベルから、「その分野の看護に精通したスペシャリスト」が求められるようになったのだ。この変化によって、医療現場で働く現役看護師を活かせるフィールドへと進化した。

「手術室や病棟、訪問看護など、日常的に現場で研鑽を積んでいるからこそ提供できる価値がある」と長尾氏は語る。

登録している看護師の多くは、副業としてイーイングの仕事に携わる。多忙な日常業務との兼ね合いで疲弊することもあるが、救護という「非日常」の現場で見る景色が、「リフレッシュや生きがいになっている」と話しているという。

「副業での充実感が意欲向上につながり、結果として看護師の離職防止につながることを期待している」(長尾氏)

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【看護師自らが新ビジネスモデルを】

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