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「病院で患者を待つだけが仕事じゃない」 起業した看護師が切り拓く、社会システムの谷間を埋める"新しい看護"のかたち

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子どもと男性
「産前産後の女性と支えたい」と起業した増田雄太氏※一部加工しております(写真:エイトカラーズ提供)
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「“引っ張るのではなく、伴走する”というスタンス。利用者家族は子育てに苦悩しながらも、お子さんがいるおかげで家族を立て直そうとしている」(雄太氏)と、支援の意味と家族の力を感じている。

「精神疾患によって部屋を片付けられずにいた母親からは、『部屋が片付いていなかったから、自分の頭もぐちゃぐちゃになっていたことがわかった。訪問看護師さんたちのおかげで、自分が困っていることに気づけた』と言われたこともあります」(雄太氏)

開所以来、同社がある地域の自治体の保健センターや精神科クリニック、相談支援事業所など多方面から、日々依頼の連絡が入る。

「利用者の方たちが苦しみながらも頑張って生きている姿を見ると、自分たち自身も生きることを考えさせられ、それがやりがいになっている」(綾氏)

今後は、将来を見据えて教育プログラムの整備や地域ネットワークの拡充にも取り組む予定だ。産後ケアの支援を通じて、新たなキャリアの可能性を歩み続けている。

医療現場以外で活躍の道を探る

もう1つのキャリアパスが「起業」という道だ。

看護業務の多くは診療報酬制度の枠組みに縛られており、提供できるサービスには限界がある。その制約を取り払い、自費で自分たちがやりたいサービスを提要する。

そんな会社を自ら興す看護師が現れ始めた。2015年に株式会社イーイング(名古屋市)を設立した長尾夢香氏(40) がその1人だ。

デンマークでの経験から起業した長尾夢香さん(写真:イーイング提供)

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【デンマークでの経験が原点】

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