ここ数年、新卒の就活生に対して求人総数が多い“売り手市場”と呼ばれる状況が続いている。企業にとっては「学生を採用したくても他社にとられてしまう」というなかなか困難な状況だ。
そんななか、2024年卒から26年卒にかけ2年連続で採用人数を伸ばし、採用活動に成功している企業はいったいどこか。最新の『就職四季報 総合版』データを基に、平均年収が高い順に抽出した。
採用数は大卒・修士卒の合計人数を算出している。26年卒は調査時点(25年夏)の内々定数で、暫定値・計画値の場合がある。
採用数を伸ばしていて勢いが良く、さらに社員への還元率もしっかりしている、好待遇の企業はいったいどこなのか。さっそく上位企業を見ていこう。
1位は大手自動車グループの専門商社
1位はトヨタ系の専門商社、豊田通商。24年卒は70名、25年卒は72名と微増であったが、26年卒は92名と前年比20名も採用(内々定)数を増やしている。
総合職平均年収は1486万円と高水準。新卒3年後定着率も9割超となっており、新卒が働き続けたい環境であるとも言えそうだ。
2年前からの伸び率が一番大きかったのは、97位・医薬品中堅の杏林製薬だ。24年卒・25年卒は20名規模だったところ、26年卒は68名に採用(内々定)数を伸ばした。医薬品メーカーというと理系の採用ばかりのイメージがあるかもしれないが、26年卒の文系採用実績は22名となっている。
採用数を伸ばしているということは、業績拡大中で人手を増やしている、勢いのある企業であることも多い。しかし、採用人数を3年分チェックして志望企業候補を絞り込んでいる学生はほとんどいないだろう。このランキングを見た就活中の読者は、今まで知らなかった“隠れ成長企業”を探してエントリー候補のひとつとしてみてほしい。
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