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ヒカキン「日本の麦茶、変えるぞ!」と豪語も、「ONICHA」が"普通の味"だった驚く背景…元広告マンが断言「苦戦は必然」のワケ

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ONICHA ヒカキン
「日本の麦茶、変える!」というキャッチコピーで満を持して発売された「ONICHA」(画像:「ONICHA」公式サイトより)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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短期的には「ONICHA」は大きな話題を集めているし、SNSの投稿を見る限り「試し買い」をしている人も多いようだが、長期的に売れ続けるためにはリピーターを増やし「定番化」していく必要がある。

ペットボトルの麦茶は右肩上がりで成長しているし、これから暑くなっていくにしたがって、さらなる販売増が期待できるだろう。だからこそ、「ONICHA」は麦茶として4月下旬に発売したと考えられる。

それでも「ONICHA」は苦戦すると考える理由

ただし、競合商品もさまざまな販売促進活動を展開しているのが現状だ。

コカ・コーラの「やかんの麦茶」は「クレヨンしんちゃん」とのコラボレーションボトルを販売したり、実写化ショートムービーを公開したりしている。

トップシェアを誇る伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」は、以前から鶴瓶さんを起用してプロモーションを展開しており、SNS上でも「鶴瓶のお茶」と呼ばれ浸透している。

一方の「ONICHA」は、ヒカキンさんの強力な発信力を活用したプロモーション展開を行っている。キャラクターの「おにっぴ」をあしらった、麦茶らしくないかわいらしいパッケージや、ラベルの裏側がおみくじになった仕掛けなど、遊び心のある独特の商品になっている。

ただ、パッケージにもしばらくすると慣れてしまうし、おみくじも「大吉」「中吉」「小吉」といった文字が記されているだけで(しかも、ちょっと見づらい)、継続的に購入するモチベーションにはなりづらい。

キャップにもかわいらしい「おにっぴ」が(写真:筆者撮影)
筆者は残念ながら「小吉」だった「ONICHA」のおみくじ(写真:筆者撮影)

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【「ONICHA」は長期的に売っていくのは難しい】

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