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藤本美貴×横澤夏子×俵万智の「育児短歌」 写真では残せない"子育ての心象"を五・七・五・七・七で刻むための手習い

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子どもを見つめる母親
子どもの成長を、写真だけでなく短歌でも残してみませんか?(写真:shimi/PIXTA)
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たとえば上の句と下の句を、次のように入れ替えてみましょう。

昼爆睡夜に寝ないのいつ終わる寝られないのはいつまでだろう

言っている内容は同じですが、勢いがなくなってしまうと思いませんか? この場合は、やっぱり最初に心の叫びがあって、状況をあとから説明したほうが、オチがつきますよね。

笑いでまとめている感じも、うまくいっていると思います。

短歌は初句、つまり最初の五でいかにつかむかが、実は大事なポイント。「いつ終わる」という初句は、つかみとしてもすばらしいと思います。ストレートに自分の思いをぶつけた言葉ですが、場面が違えど、育児中に何度も思うことだったりしますよね。

育児短歌の初句として、バッチリなつかみといえるでしょう。

子どもの様子と親の気持ちを表した歌をご紹介します。

振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら
俵万智 作『オレがマリオ』

子どもが園バスに乗るとき、最初の頃は半ベソをかいていたのに、いつの間にか進んで乗るようになり、乗ったらすぐにお友だちとおしゃべりして、こちらを振り向きもしなくなりました。だけどたまには不安になって、振り向くこともあるかもしれない……。

前は振り向いていたのになっていう寂しさもありつつ、いざというときのために常にスタンバイしている母の気持ちは、子育て全般に当てはまることかもしれませんね。

自分らしい言葉を1つ入れる

顔近い頭も近いし足重い季節を問わずゆたんぽいらず
横澤夏子 作

――3人の娘と寝ているときのシチュエーション。「近い近い近い!」みたいな(笑)。寝かしつけのときに考えた歌なのですが、本当は「火だるま」って呼んでます。

(イラスト:Bumpy)

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【母親の優しい視線を感じる】

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