――生まれて3カ月くらいまで、昼は起こしても起きないのに、夜はまったく寝てくれなくて、手が痛いと思いながら抱っこする日々。昼夜がわかってないもんね……。
上の句と下の句を対比させる
五・七・五・七・七の31音は、前半の上の句(五・七・五)と、後半部分の下の句(七・七)に分けることができます。初めて短歌を作るような方は、上の句と下の句に分けて考えると、組み立てやすいでしょう。たとえばこんなふうに。
下の句 → 情景(こういうことがあった・起こった)
心情と情景の順序は逆でもかまいません。
この歌は、上の句の「いつ終わる寝られないのはいつまでだ」に心の叫び(心情)があって、「昼爆睡で夜には寝ない」という下の句を読むことで、心の叫びの理由(情景)がわかるようになっています。その対比がとてもきれいですよね。
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【横澤夏子さんの一首】
