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トイレットペーパーの駆け込み需要だけじゃない…「ホルムズ危機下」で売れたもの・売れなくなったものランキングトップ30

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ホルムズ危機でどのようなものが売れているのでしょうか(画像:編集部)
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では、売り上げが落ちた商品はどうだろうか。1位の使い捨てカイロは気温の上昇、2位の強心剤や4位のビタミンB1剤はインバウンド需要の伸び悩みが苦戦要因として挙げられる。ホルムズ危機とは直接関連がなさそうな商品が並んでいる。

注目したいのは、12位のティッシュペーパーと20位のトイレットペーパーだ。ティッシュペーパーは3月2日週と3月9日週に前年比120%超まで伸長した反動で、3月30日週には前年比89%と落ち込んだ。トイレットペーパーも3月9日週に前年比151%まで伸長したものの、その反動で3月30日週は前年比92%となっている。

過去のオイルショックの際にトイレットペーパーが品薄になった経験から、今回の中東情勢の緊迫化でも紙製品が品薄になるのではないかと懸念した人々が駆け込み需要に走ったようだ。これが需要の前倒しとなり、3月末には販売が落ち着いたとみられる。

駆け込み需要でみられた購入者の増加

トイレットペーパーの駆け込み需要では、どういった消費行動が起きていたのだろうか。トイレットペーパーをめぐっては、20年の新型コロナ感染拡大時にも「買えなくなる」という誤情報が拡散し、店頭で品薄となるほどの駆け込み需要が起きていた。

そこで、全国の男女約7万人の生活者から買い物データを継続的に聴取している「インテージSCI」で、トイレットペーパーの購入金額・購入率のトレンドをみてみたい。なお、ここでの購入金額は1カ月あたりの平均購入金額、購入率は購入した人の割合を指す。

20年は2月24日週に、購入率が前年比154%の10.7%まで伸長した。購入金額も増加したものの前年比127%にとどまっていることから、購入率の伸びが駆け込み需要の主な要因だったとみられる。

次ページが続きます:
【トイレットペーパーはどうなった?】

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