最大となる45kmの渋滞が予想されている5月2日(土)の中央道の下り線では、午前4時台では渋滞はゼロ(走行時間は35分)だが、5時台になるといきなり渋滞は45kmとなり、通過所要時間は2時間15分。
これが12時まで続き、その後、次第に渋滞は短くなり、解消するのは16時と想定されている。
そのため、推奨時間は午前4時以前か、16時(午後4時)以降となっている。ただし、このモデルケースには前日の金曜日の夜についてはまったく触れられていないことに注意したい。これまでの例で言えば、金曜日の夜もかなり渋滞する可能性が高い。
また、当然ながらこの渋滞予測は天候や事故などの状況でも変化するし、この情報をチェックして多くの人が空いている時間にスケジュールをずらせば、渋滞長は減る代わりに、渋滞がないと思われる時間に渋滞が発生することもありうる。
発表される予測は単なる予測ではなく、その予測を見て「全体として平準化され、渋滞を少しでも減らしたい」という思惑も込められていると考えられるからである。
プラス1時間半の渋滞をどう考えるか
上り線の代表例として、5月5日の関越道「坂戸西スマートIC」を起点とした渋滞予測を見てみよう。
最大となる40kmの渋滞が発生するのは、14時台から17時台と予測されている。渋滞の発生開始は11時台、解消は23時台だ。したがって、この時間内に走行すると何らかの渋滞に巻き込まれる可能性が高いということである。
ただし、40kmの渋滞を抜けるのに2時間と予測していて、通常の走行時間30分と比べて1時間半しか違わない。先述したように、プラス1時間半のために帰省やレジャーの時間を大きくずらすのか、それともその程度は我慢できると考えるのかは、微妙なところだ。
年末年始、初夏の大型連休、8月の月遅れのお盆前後と、年に3度ある長期休暇に多くの人の休みが集中し、事前の立案の段階も含め、毎年渋滞に悩まされる人が生まれるというこの「恒例行事」を解消するには、もう少し柔軟につまり混雑を避けて分散して休暇が取れるような社会になることが一番の解決策なのであろう。
