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「22歳にしてシングルマザーに」 朝ドラ『風、薫る』息子の名づけで大関和が夫に激怒したワケ

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「妾と別れなければ、家に帰ります」(写真:peach / PIXTA)
  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)

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NHKの連続テレビ小説「風、薫る」がスタートした。日本の看護師のパイオニアとなった大関和(おおぜき ちか)と鈴木雅(すずき まさ)を主人公のモチーフとしている。時代は、明治。医療の現場は男性のもので、女性が医療分野の仕事に就くことへ理解がまだなかった頃のことである。看護の世界に飛び込んだ二人はいかにして、日本近代看護の礎を築いたのだろうか。著述家で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。
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夫に愛人が複数いたことに悩んだ大関和

NHKの連続テレビ小説「風、薫る」では、ヒロインの一ノ瀬りん(演:見上愛)が、18歳年上の運送業・亀吉(演:三浦貴大)と結婚。娘が生まれたものの、幸せとは言い難い結婚生活を送ることになり、東京へと逃げ出している。

一ノ瀬りんのモデルとなった大関和(おおぜき ちか)は、下野国の黒羽藩(現栃木県大田原市)の国家老(くにがろう)、大関弾右衛門(おおぜき だんえもん)と、その妻・哲の間に次女として生まれた。実際の和は、どんな結婚生活を送ったのだろうか。

夫の名は、渡辺福之進豊綱。ドラマ「風、薫る」の亀吉は、この福之進をモデルとした人物ということになる。

福之進は黒羽の士族で、戊辰戦争で黒羽藩二番隊隊長として従軍。その勇猛さで一目置かれていたようだ。川に飛び込んだかと思うと、敵軍に潜入。船を奪うという活躍を見せたこともあるという。

そんな功績が認められて、維新後は陸軍少尉として熊本や広島の鎮台に勤務していた。退官後、黒羽で両親と暮らしているときに、18歳の和との縁談が持ち上がった。福之進は最初の妻を病で亡くしていたが、前妻との間に子はなかった。

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【和より22歳も年上】

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