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「3000台限定、1グレードで550万円」SUVタイプのEVに生まれ変わった新型「インサイト」に見るホンダ電動化戦略の行方

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2026年4月17日に発売となる、ホンダの新型乗用EV「インサイト」(写真:本田技研工業)
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EVにとって、空調の利用は消費電力が大きくなりがちで、一充電走行距離にかなり影響する。しかし、直接的に体を温めるシートヒーターや輻射熱の利用は、空調に比べ消費電力を抑える効果が期待でき、冬場の移動距離への懸念を軽くする。

EVで重要な走行可能距離

SUVとして十分な荷室空間も確保。荷室床面の高さを上下2段で変更できるラゲッジボードも備える(写真:本田技研工業)

一充電走行距離は、535km(WLTC)だ。昨今の600~700kmといった数値を誇示するEVに比べて劣ると見えがちかもしれない。しかし、競合と考えられる、bZ4Xやアリアなども、2輪駆動車では近い性能で、日常においては十分だ。

移動途中の経路充電は、急速充電器が高性能化しており、自宅での基礎充電(200V)で満充電にして往復できない長距離移動となっても、途中で一回急速充電すれば間に合うくらいの走行性能だ。あえていえば、それ以上の距離を休憩なしに移動することは疲労を高め、運転操作を誤らせる懸念を増やす。適度な休息を含めた数十分の急速充電は、かえって好都合といえる。

なおかつ、日常の利用で、重いバッテリーを積み過ぎることによる電力消費の悪化を避けることにもなる。

総合判断すれば、新型インサイトは、ことにエンジン車やHVから乗り換えをする人にとって、じつに適当な選択肢になると考えられる。価格も競合との競争力を備えている。

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