スジの悪いたたき台とはどういう状態か
たたき台の4条件(ゴール・前提・複数案・推奨案)を揃えて持っていったのに、「方向性が違う」「そもそも前提が間違っている」と言われてしまった――。こんな経験をしたことはないでしょうか。
このケースは、レベル1(たたき台として成り立っていない)の問題ではありません。たたき台の形式は満たしているのに、前提やゴールが間違っている「レベル2=スジの悪いたたき台」の状態です。
スジの悪いたたき台は、表面的にはたたき台として成り立っています。ゴールが示されていて、前提も整理されていて、複数の案があって、推奨案も選ばれている。しかし、その前提やゴールの設定が実態からズレているため、どれだけフィードバックを加えても的外れなたたき台から抜け出せません。
前提やゴールが間違っていたら、最初から作り直した方が早い――これがスジの悪いたたき台の本質的な問題です。いくらたたき台とは言え、前提やゴールが間違っていれば良いたたき台にはなりません。
スジの悪いたたき台には、主に3つのズレのパターンがあります。
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【典型的なパターンを知ってズレ回避】

