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頑張って作ったのに「的外れ」と呆れられる理由。優秀な人が絶対に作らない「スジの悪いたたき台」の罠

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怒るビジネスマン
「スジの悪いたたき台」の3つのパターンを知り、ゴールの「ズレ」を回避しましょう(写真:siro46/PIXTA)

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日系大企業、コンサル、外資、スタートアップと、多様な職場でキャリアを築いてきた萩原雅裕氏は「どんな環境でも、優秀な人ほど『叩かれるたたき台を作っている』」という真理を確信しました。新刊『たたき台の教科書』では誰でも再現できる超実践的なたたき台作りの技術を惜しげもなく公開し、その普及に努めています。
今回は、「AIにたたき台を作らせることができる人は何を考えているのか」をテーマに、「たたき台」を活用した仕事の考え方を解説します。

スジの悪いたたき台とはどういう状態か

たたき台の4条件(ゴール・前提・複数案・推奨案)を揃えて持っていったのに、「方向性が違う」「そもそも前提が間違っている」と言われてしまった――。こんな経験をしたことはないでしょうか。

『たたき台の教科書: 頭の良さに頼らず一流の仕事をする技術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

このケースは、レベル1(たたき台として成り立っていない)の問題ではありません。たたき台の形式は満たしているのに、前提やゴールが間違っている「レベル2=スジの悪いたたき台」の状態です。

スジの悪いたたき台は、表面的にはたたき台として成り立っています。ゴールが示されていて、前提も整理されていて、複数の案があって、推奨案も選ばれている。しかし、その前提やゴールの設定が実態からズレているため、どれだけフィードバックを加えても的外れなたたき台から抜け出せません。

前提やゴールが間違っていたら、最初から作り直した方が早い――これがスジの悪いたたき台の本質的な問題です。いくらたたき台とは言え、前提やゴールが間違っていれば良いたたき台にはなりません。

スジの悪いたたき台には、主に3つのズレのパターンがあります。

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【典型的なパターンを知ってズレ回避】

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