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頑張って作ったのに「的外れ」と呆れられる理由。優秀な人が絶対に作らない「スジの悪いたたき台」の罠

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怒るビジネスマン
「スジの悪いたたき台」の3つのパターンを知り、ゴールの「ズレ」を回避しましょう(写真:siro46/PIXTA)
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この3つのズレを防ぐためには、たたき台を作り始める前の「確認」と「把握」が鍵を握ります。

ゴールのズレを防ぐには、依頼を受けた段階で「最終的にどのような状態になっていることを期待されていますか?」「いつまでに、誰が、何をしている状態が成功ですか?」と確認することです。

「頑張ったのに的外れ」を繰り返さないために

現状把握のズレを防ぐには、自分の思い込みで前提を決めるのではなく、実際に関係者に確認したり、データで裏付けたりして事実を把握することです。特に、過去の経緯や暗黙の前提については、積極的に情報を引き出す必要があります。

また、事実の把握ができたら、そこで終わらせずに、ぜひ「解釈」の確認も行ってください。

たとえば「利益が減っている」という事実があっても、それを「悪い状況だ」と解釈する場合もあれば、「先行投資をしているから計画通りで問題ない」と解釈する場合もあります。

「その事実を、関係者がどう解釈しているか」を確認しなければ、同じ事実に対して真逆の理解をしてしまうかもしれません。

選択肢の不足を防ぐには、視点を変えながら複数の方向から打ち手を考える習慣を持つことです。「対比する方向性で考える」「プロセスの段階で分ける」「2つの軸で整理する」といった枠組みを使うことで、選択肢の抜け漏れを減らせます。

スジの悪いたたき台を作ってしまうのは、能力や努力が足りないからではありません。確認すべきポイントを知らなかっただけです。

「頑張って作ったのに的外れだった」という経験は誰にでもあります。しかしその原因を「センスがない」「考え方が甘い」と片づけてしまうのではなく、「3つのズレのどれが原因だったか」を振り返ることで、次の改善につながります。

ゴールを確認し、現状を正確に把握し、十分な選択肢を検討する――この3点を意識するだけで、「スジの悪いたたき台」から脱することができます。

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