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健診で「異常なし」でも腎臓や脳・心臓を傷めていく「仮面高血圧」の脅威 成人の5人に1人が該当・腎臓病リスクは3倍

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わき腹を押さえる男性
健康診断で「血圧異常なし」と出ても安心してはいけない理由とは――(写真:freeangle/PIXTA)
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先に挙げた「朝起きると頭が重い」「夜中に何度もトイレに行く」「強いいびきを指摘される」「昼間に強い眠気がある」といった症状に心当たりがある人は、日中の血圧が正常であっても、夜間に血圧が隠れて上昇している可能性を考えてみる必要があります。

「病院で高い」白衣高血圧の怖さ

仮面高血圧と並んで注意をしなければならないのが、白衣高血圧です。

医師や看護師を前にした緊張感によって、病院での血圧だけが高く出る状態をいい、これまでは「緊張しているだけで、実害はない」と比較的軽く見られることもありました。

しかし、今は、白衣高血圧の人は正常血圧の人と比べて、心臓や脳の病気のリスクが3割強、死亡リスクも3割ほど高いことが示されていて、健康リスクを脅かす怖い存在であることがわかってきたのです。

この「3割高い」というのは、年齢や生活習慣などの条件が似たグループを10年、20年と長期間調査したとき、正常血圧の人より心臓や脳の病気が起きる可能性が少しずつ積み上がっていく、ということを指しています。

長い目で見たときに病気になる方の数に差が出てくる。そこが白衣高血圧の見えにくい問題点です。

さらに見落とせないのは、白衣高血圧の人が将来、真の高血圧になるリスクが高いという点です。

日本から2023年に発表された論文では、降圧薬を使っていない白衣高血圧の人を4年間追跡したところ、やがて本物の高血圧に移行する人が一定数いることが示されています。安心して放っておいてもいい状態でもないというのが、現在の医学的な位置づけです。

仮面高血圧や白衣高血圧の問題を考えるうえで、見落とせないのが「そもそも正しく測れているか」という根本的な点です。実は、測り方1つで血圧の数値は驚くほど変わります。

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【「高くも低くも」測り方の注意点】

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